伊那市社会福祉協議会が募集したボランティアバスが、岩手県の山田町で7月16日(土)~7月17日(日)活動を行いました。
参加したボランティアの皆さんから、感想やご意見、応援メッセージ等をお聞きしました。
参加したボランティアの皆さんから、感想やご意見、応援メッセージ等をお聞きしました。
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(感想・メッセージ)
- 被災地の状況はテレビでも見たので知っていましたが、実際に自分の足で行き、見て、肌で感じてみると、テレビだけでは分からないことがあると分りました。まだまだ復興には時間がかかると思いますが、これからも自分にできることは精一杯やらせてもらうつもりです。今回、被災者の方の笑顔を見て、とても大きな元気や前に進む勇気をもらいました。(17歳・男性)
- 1人ひとりの力は小さいですが、それが集まると、とんでもなく大きな力になるということを今回実感しました。暑い中での作業となりましたが、今回、事故等も無く、無事に終わったことは本当に良かったです。それとともに「協力」することの大切さを感じる2日間となりました。ありがとうございました。(23歳・男性)
- ボランティアと仕事の違い。ボランティアは自分のためにやりたいことを自発的に行う。このような認識で望んだが、現地の状況を目の当たりにするとそれは吹っ飛んだ。決して他人事とは感じない。ボランティアでの仕事でも、『人として何かしなくては。』、『したい。』と思った。最後に、社協スタッフさんの誠実な対応、的確な統率や皆さんの早朝からの見送り、12人の気持ちの良いメンバーのお蔭で無事に楽しく行って来られました。このような機会に参加させていただきありがとうございました。(34歳・男性)
- 被災地の現場を見たときはあまりにも悲惨さを痛感いたしました。まだまだ復興は始まったばかりかもしれませんが微力ながら出来る事を助けていきたいと思います。今後、参加させる方は、熱中症等に気を付け、水分をしっかりとり、自分に気を付けつつ無理をしないようにしてください。(36歳・男性)
- 活動内容は、被災住宅跡の瓦礫やガラス・食器類等の破片の片付け、側溝の土砂浚い等でしたが、所有者や隣家の方達から、その都度にお礼の言葉や差入れをいただき、励みになりました。また、耳を傾けるしか出来ませんでしたが、被災の状況など話を聞くことで、地震・津波の状況を知り、自分の身に振り替えて考えるとともに、少しは被災された方々の気持ちに寄り添うことができたかなと思います。
県内の他市町村の方々とボランティア本部や現地、宿舎で顔を合わせる事が多く、事前に生の情報を聞くことで支度や気持ちの準備ができて良かったと思います。また、励まされ、労われたことで、活動に張り合いを感じました。県単位で動くということは連帯感を強めるという意味で効果的だなと思いました。
『伊那市で、もし大きな災害が起こったら…』とは考えたくないことですが、本部スタッフとしての経験・ノウハウは伊那市や市民にとって大きな財産になるかと思います。予算や人員配置でなかなか大変な部分はあるかと思いますが、是非そうしたセクションへの職員派遣もご検討いただければと思います。
個人的には、同じ思いを持つ皆さんと知り合い、活動をともにでき、大変よかったと感じています。機会があれば、また積極的にボランティア活動に参加したいと思います。また、今後もいろいろな形で、山田町、岩手そして東北の復興を支援していきたいと思っています。
最後になりましたが、伊那社協の伊藤さん、北原さん、そして中村さんには4日間たいへんお世話になりました。ありがとうございました。(46歳・男性)
- 今までの報道で知った被災地の様子に加え、実際に現地で現場を自分自身の目で確認できたことで一層強いインパクトを受けた。やはり実体験に勝るものはない。震災より4か月以上経過しているとはいえ、現地の惨状は凄まじく、特に絶望的な量の家屋や車の瓦礫をみると、この先いつ終わるとも知れない復興への道のりの困難さを感じた。非常に微力な個人の力でも集団で協力して活動に当たることで一歩、いや半歩かもしれないが復興に向かって着実に進んでいると実感できた。依頼主さんが被災当時のことを淡々と語ってくれたが、どのような言葉で被災者の皆さんの気持ちに寄り添ったらいいのか?適当な言葉が見当たらなかった。
もっとも大切なことは、まだ復興に向けた歩みを始めたばかりの被災地の皆さんの心が折れることのない様、継続して日本中の人達が様々な支援を続けていくことだと痛感した。現地の実情を考慮すると、無理からぬところはあるが、ボランティアセンターのコーディネート機能やマッチング作業が未だ非力のようだ。ボランティア活動に参加する人達の善意を最大限に活用するためには、この「組織力強化」が欠かせない。事前のニーズ情報に即した的確な道具準備や現地の移動時間の極小化などの仕組みなどが工夫されることを期待する。
最後に、今回同行された社協スタッフの2人には大変お世話様になりました。一般市民を組織化して活動するには社協さんの存在は欠かせないと改めて感じました。(58歳・男性)